光が心地よい住まいは、気分がいい
2023.01.20
こんにちは😊✨
住宅アドバイザーの松尾です。
今回は、新築・リフォームのときこそ、しっかりと計画しておいたほうがいいことを考えてみたいと思います。
暮らしを快適にするという意味で、第一にあげたいのは「採光」と「通風」です。 「健康住宅」を専門にしていた建築家さんとお話したことがあるのですが、その方が重視していたのも「採光」と「通風」でした。 自然光が入り風が通る家は健康に過ごせる。なにより気分がいいから、精神的な満足にもつながると思います。
建築家さんが設計した家を取材していて、なにより感心することは、光の採り入れ方です。 一般的な建売住宅やマンションでは、残念ながら窓をデザインすること、もっと言えば自然光をデザインした物件は多くないと感じます。窓の向き、大きさ、位置……、ひとつひとつ吟味すれば、実は、さまざまな光をデザインすることができるんですが、あまり知られていないですよね。
たとえば、北向きの窓の光はやわらかく、一日じゅう、あまり変化することがありません。
温度の出入り口にもなるので、あまり大きくすることはできませんが(冬に寒いので)やさしい明るさを得るには北向きの光は面白いです。
南向きの窓は直射日光が差し込むので、開口部の高さにさによって光と熱の入り方が変わります。壁の高い位置にとると、夏の直射日光はあまり入らず、冬の日差しは大きく採りこめます。お隣との関係で、大きく開口をとることができない場合は、床面近くに設置する地窓や、天井近くの高窓を設ける方法もあります。
どちらも、北向きの窓同様にやわらかい光になりますが、あるとないとでは大違いです。壁面に収納棚を設けたいキッチンや、鏡を設置することの多い洗面台も、上部に高窓が開いていると、
やわらかな光と開放感を感じることができます。もちろん部屋が明るくなるので光熱費の節約にもつながります。
新築戸建ての場合は、敷地の条件を考慮してさまざまな工夫ができるので、ぜひ採光と窓のデザインにこだわってみることをおすすめしたいです。
まわりが建てこんでいる敷地でも光は採りこめます。設計士さんの知恵もぜひ引き出してみてください。
窓の位置やデザインを変えにくい中古物件のリフォームの場合でも工夫できるところはあると思います。わが家の場合は、鉄骨コンクリート造なので窓はほとんど取り換えをしませんでした(予算の関係もあり)が、自然光がほとんど入らなかった玄関と階段は小さな高窓をもうけて、室内ドアをガラススリット入りにすることで、ほのかに明るい空間へ変えました。
こちらのお住まいも室内の間仕切り壁に窓を設け、廊下からリビングに通じるドアをガラス窓つきにすることで玄関に光を採り入れています。
玄関を開けてドア越しに見えるリビングの風景も、それはそれは素敵です。
次回は風の通るお話をしていけたらいいなと思っています。
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